東京五輪エンブレム問題(考察) [アート]
7/24の華々しい発表のあと、
デザイン盗用疑惑が出たり、「弔旗そっくり」などとデザインが不評な
2020年 東京オリンピック・パラリンピックのエンブレムについて
考察してみました。
デザイナーの意図するところなど詳細な解説を見て分かったんですが、
一般的に考えられているエンブレム(標章)のデザインとは、根本的に違いますね。
舞台芸術関係者ならピンとくると思いますが、
(一般の人には意味不明ですが)
これはエンブレムというより舞台セットですね。
配置を組み換えて様々な形に見せることを前提にして色使いを抑えた積木型の舞台美術セットと基本は全く同じです。
そして舞台でいえば役者・出演者に相当するのが、映像コンテンツ(プロモーション動画の中では、競技者などを映した映像の部分)です。
もし出演者抜きで、この手の舞台セットだけで何かを表現しても積木細工以下のことしか出来ませんからエモーショナルな要素がなく観客(消費者)からは不満が出て当たり前でしょう。
海外の画像掲示板でも"really lame-ass"(マジでクソダサイ)などと貶されています。
個人の意見としては、無駄にお金がかかってもったいないですが、この大会エンブレムは作り直した方がいいと思います。
喪服の黒ネクタイみたいで嫌いです。
署名活動も盛り上がりを見せていますが
どうなることやら。
タグ:東京オリンピック
まったく新しいデザインは多分出て来ないでしょう。
そんな気がします。
by U3 (2015-10-06 13:15)
再公募が始まりましたが、デザイン要項を見ると商標としての使い勝手を過剰に意識してるのか、エンブレムなのに「要素をまとめてはならない」とか、要求仕様がおかしいと思いますね。2012のロンドンみたいな斬新な発想は排除されて面白みの無いものになりそうです。
by module** (2015-10-07 16:11)